Free International University Japan 11/4/2001
* ミーティングのお知らせ
* ステッカー「WAR IS ALSO TERRORISM」について
* 「明日への手紙」反戦映像ストリーミング
* 前回のミーティングの報告
* 会計報告とカンパのお願い
ミーティングのお知らせ
前回に続き「報復」戦争をテーマにし、同封のステッカーに続く反戦アクションの第2弾としてミーティングをストリーミングします。また、後に書く「明日への手紙」反戦映像ストリーミング用のヴィデオもできれば撮りたいと思っています。
前回のミーティングの後も、北部同盟への軍事支援、米・英によるアフガニスタン空爆、ブレアの中東歴訪、特殊部隊の展開、炭疽菌、パキスタン、インドネシアをはじめとする多くのイスラム教国での反米デモ、パレスチナ・イスラエルの衝突激化など、たくさんのことが起きています。日本ではテロ対策特別措置法案が衆院を通過、アメリカと国交のないイランへの経済協力拡大が決定、自民党のPKO協力法の改正案が出、イージス艦の派遣の話も出てきています。いろいろな話があると思いますが、新しいアクションのアイディアもどしどし出してください。
ストリーミングを見られる方は、FIU Japanのサイトの「ストリーミング」からアクセスをお願いします。
http://home.att.ne.jp/sun/fiu_japan/index_jp.html
日時=11月4日(日) 午後6時30分~9時30分
会場=神宮前区民会館会議室2号(渋谷区神宮前6-10-14 Tel.03-3409-4565 JR原宿駅下車 徒歩6分 営団地下鉄明治神宮前駅下車徒歩3分)
参加費=1,000円
ステッカー「WAR IS ALSO TERRORISM」について
前回のミーティングの報告に書いたように、とりあえずウェブサイトを使って反戦のアクションを行うことになりましたが、まだ作れていません。すみません。代わりに大小2種類のステッカーを反戦アクションの第1弾として作りました。デザインは、これも自分たちでメッセージを考えて作ればいいのですが、遅くなってしまってもいけないので、次のサイトに掲載されている16のデザイン(10月23日現在、2つのデザインが追加されて全部で18になっています。またラベル用のフォーマットも3種類UPされています)のうちの1つを使わせてもらいました。
http://reclaimthestreetsnyc.tao.ca/posters/
普段、映画やコンサート、展覧会などのフライヤーを置いてある所、喫茶店や、飲み屋、レコード店、ライヴハウス、画廊などに置いてもらっていっていますが、もっと欲しいとか、どこか置く所があるとかいう方がありましたら、必要な枚数と送付先を守谷(kunimiz@tka.att.ne.jp)まで知らせてください。郵送します。
大きい方を1000枚、小さい方は3枚つづりのものを1000枚刷りましたが、様子を見て増刷するなり、別のデザインのものを作るなりしたいと思っています。
反戦のページが作れていない言いわけというわけではありませんが、小倉利丸さんの開設した反戦ポータルサイト「Anti War」を紹介しておきます。
http://antiwar.jca.apc.org/
「明日への手紙」反戦映像ストリーミング
映画「新しい神様」で一般にも知られるようになった映像作家の土屋豊さん、新宿駅西口でホームレスのための情報番組を流し、現在はヴィデオ・ジャーナリストとして活躍する遠藤大輔さん、それに大榎君の3人が呼びかけ人となって、日本に住むさまざまな人々の反戦の声をネット上から世界に発信する「明日への手紙(あすへのてがみ)」反戦映像ストリーミングを始めています。下記のページに、パイロット版と東京経済大学の学生たちが作ったVol.1が置かれていますが、より多くの人の参加を呼びかけています。ヴィデオカメラをお持ちの方は、ぜひご参加ください。
http://www.vju.ne.jp/letter/index.html
次のURLに募集要項があります。
http://www.vju.ne.jp/letter/recruit.html
前回のミーティングの報告
同時多発テロ自体についてだけでなく、アメリカの軍事・外交の問題、マス・メディアの報道の仕方、パレスチナ問題など、さまざまな角度から意見・情報が交換されました。TVニュース、新聞などの報道でご存知のことと重なるところもあると思いますし、たくさんのトピックがあったのですべて書けるわけではありませんが、下に箇条書きにしておきます。報復戦争に反対するアクションについては、あまり話せなかったのですが、とりあえずFIUのウェブサイトを使って反対の意思を表明することにし、ミーティングの2日後に八鍬さんの「パレスチナ・パレスチナ」展のオープニングがあるのでそこに集まった人でまた話すことになりました。
- テロで亡くなった人は気の毒だ。
- 世界貿易センタービルにジェット機がぶつかり、またビルが崩れた映像は衝撃的だったが、同じ映像がずっとくり返された。
- ブッシュが、事件後最初にメディアに現れた時、いろんな人種の子供たちと出てきた。執務室の様子、両院議会でのスピーチ、消防士と肩を組んだ図など、まるでハリウッドの映画のようで、情報操作に広告代理店とか映像製作の専門家が入っている。映画仕立てにすることで、見る人を単純な図式に引き込み、戦争の現実から遠ざけている。
- ジェット機の衝突後の映像で、青いシャツを着た人が映し出され、「テロリストの攻撃だ」と叫んだ。そこから始まって、アメリカ対テロ、あるいはアメリカ対ビンラディン、さらには対タリバンという図式が作り出されていった。
- ピッツバーグに墜落した飛行機の映像は、遠くからのものしか出てこない。乗客と犯人が格闘になったと言っているが、打ち落とされたのではないか。
- テロは犯罪なのに、それをブッシュは一方的に戦争にしてしまった。TVは国際法の専門家をどうして出さないのか。
- ジェット機の翼とほぼ同じ幅のビルに正確にぶつけるのは難しく、訓練を受けた者でないとあんなことはできない。できるのはイスラエルの情報機関MOSADとアメリカのCIA以外にない。
- 事件後ほどなく容疑者が逮捕された。米軍施設でテロがあるのではないかという情報が日本政府にも伝えられていたように、CIAはテロ事件が起きることをつかんでいたが、ここまでやるとは思っていなかったのではないか。
- テロ事件後、事件を喜ぶパレスチナの様子がCNNで流されたが、アメリカ対テロ組織という図式を作るのに意図的に使われ、問題だ。
- スポーツ新聞や写真誌には多少出ているが、TVに死体が映らない。TV局に規制があるのか、それとも危機管理体制のせいだろうか。
- 日本のTVで流される映像は、ほとんどがCNNかABCのものだ。
- 湾岸戦争の時にはCNNがバグダットから中継したが、経営者も替わり、御用メディアになった。中継機材を持っていただけで、当時からそうだったのかもしれない。
- 子供が眠れないという苦情を理由にアメリカのTV局は、ジェット機の衝突とビル崩壊の映像を流すことを止めたが、戦争という暴力も想起させるからだろう。
- 湾岸戦争で日本は約150億ドルを拠出したが、その金はイスラエルに使われたに違いない。
- 冷戦終了後、次は地域紛争とテロにどう対処するかだということが言われていた。地域紛争については、人権を理由にユーゴを爆撃して前例を作り、今度はテロ撲滅を理由にアフガニスタンを攻撃する。アメリカを中心とした先進国による世界支配だ。日本もそこに加わりたいらしい。
- タジキスタンに自民党の鈴木宗男が特使として行き、経済援助をすることになった。アフガニスタンの北のウズベキスタン、タジキスタンなどには、石油・天然ガスがあり、ロシア、中国などを通さず、直接インド洋の側にそれを引っ張ってきたいらしい。
- イスラエルでは、これまでのパレスチナ人に対する報復攻撃は正当だったという論調が出てきている。
- アメリカで、電子メールを傍受するカーニボーが導入されるなど通信傍受の動きが強まっている。テロ防止を理由にそれがグローバル化する恐れがある。
- ヒップホップ・グループのCDのジャケットに世界貿易センターに突っ込む飛行機の図が使われることがテロ事件以前に決まっていたが、変更を迫られている。
- テロを描いた映画や、世界貿易センターが登場する映画の上映が中止、延期されている。
- 反グローバリズムの運動をやっている人たちは、世界各地からサミットなどに集まり大規模なデモを行っているが、今回の事件ではどうするのだろう。
- アメリカの外交政策は時代遅れだ。
- アメリカは軍事援助費全体の30パーセントをイスラエルに対して使っており、外交上もイスラエルを支援している。
- アフガニスタンだけでなく、イラク、レバノンも攻撃するという話がある。戦争をしたい人たちがいる。
- 株価はちょうど下がる局面にはあったが、テロ事件直後、急落し、金と石油が買われた。軍需産業の株は高沸した。
- 報復は報復を呼び、戦争を始めれば泥沼化するのは必至だ。
- ブッシュは、自由と民主主義を守る戦いだと言っているが、アフガニスタンを攻撃することは、自由で民主主義的だろうか。
- アメリカはビンラディンが首謀者である証拠を示さないが、あるなら示すべきだ。安倍の息子(内閣官房副長官)は、ニュース・ステーションに出て、「ほかのG8の国が聞いていないのに、どうして日本が聞いたりできるだろうか」みたいな寝ぼけたことを言っていた。
- パレスチナでは、自治区にイスラエル軍が侵攻し、毎日のように人が殺されている。パレスチナ問題の解決を図るべきだ。
- アメリカでは1970何年かから大統領令で外国要人の暗殺を禁止している。その間もリビアのガダフィやイラクのフセインを狙ってミサイルを撃ち込んだりしている上、今回のテロ報復ではこの大統領令にこだわらないと言っている。アメリカやイスラエルはテロ支援国どころか、テロ国家だ。
- 各国の首相クラスをワシントンに呼びつけたり、パキスタンの経済封鎖を解いたり、アメリカは軍事力以外でもその力を見せつけようとしている。
- 「ウサマ・ビンラディンは男前だ。殺されないか心配だ」と母が電話してきた。
- 「CHANCE!―平和を創る人々のネットワーク」(http://give-peace-a-chance.jp/)でピースウォークが計画されている。また、退役米海兵隊員のブッシュ宛の手紙を2000万円でNYタイムズに全面広告として掲載する計画がある(1500万円が集まり、10月9日付けのNYタイムズに掲載することができたそうです)。
- オノ・ヨーコが横浜トリエンナーレに出品しているがそこで何かやるのではないか。南条さんがやっているから何かやるとしても大掛かりにはならないだろう。南条さんは東京都庁広場での展覧会もオーガナイズしている(オノ・ヨーコは、9月25日付けのNYタイムズに「Imagine all the people living life in peace」とだけ書いた全面広告を出した)。
会計報告とカンパのお願い
9月の収支です。
収入
参加費=7,000円
計=7,000円
支出
会場費=2,300円
通信費=6,560円
封筒代=294円
お茶代=302円
計=9,456円
もう支払っていますが、10月は支出にステッカーの印刷代、フィルム出力代などの2万5000円が入ってきます。また、今後のアクションにも多少費用がかかるかもしれません。本当に申しわけありませんが、カンパをお願いします。
郵便振替口座番号 00130-0-149506 加入者名 FIU JAPAN
郵便局に行くのが面倒な方は、手数料が高くなりますが、次のように銀行口座を作りましたので、こちらもご利用ください。
東京三菱銀行西荻窪支店普通口座 0917045 自由国際大学
カンパのお願いをしておいて、こういうことを書くのもどうかと思いますが、アフガニスタンでは、2000円あれば家族10人がどうにか1月食べていけるそうです。ほかの貧しい国でも同じですが、250円の薬が買えずに人が死にます。一方で巡航ミサイル1発は、よくは知りませんが、何千万か、何億かするでしょう。本当にばかげたことです。
どうせカンパするなら、アフガニスタンの人のためにカンパした方がいいという方のために、ほかにも募金先はあると思いますが、下の2つを紹介しておきます。ペシャワール会は、10月から来年の2月までカブールで餓死に直面することが予想される10万人に食料を配布するための費用、総額で約5500万円の募金を募っています。またその次の国境なき医師団(MSF)は、1999年にノーベル平和賞を受賞したことでも知られますが、派遣スタッフがやむなく退去した後、現地スタッフだけで続けられていたマザリシャリフとカンダハルの事務所から10月18日に物資が強奪されたため、残念ながら今現在の活動は、北部同盟の制圧下にあるアフガニスタン北東部だけに限られているそうです。
ペシャワール会
http://www1m.mesh.ne.jp/~peshawar/
郵便振替口座番号 01790-7-6559
加入者名 ペシャワール会
通信欄に「いのちの基金」と書いてください。
国境なき医師団
http://www.japan.msf.org/
郵便振替口座番号 00190-6-566468
加入者名 特定非営利活動法人国境なき医師団日本
銀行口座 (いずれも)高田馬場支店普通口座
東京三菱銀行 0860749
三井住友銀行 970261
富士銀行 1494280
第一勧業銀行 1927546
東海銀行 1107550
三和銀行 3703951
特定非営利活動法人国境なき医師団日本
(トクテイヒエイリカツドウホウジンコッキョウナキイシダンニッポン)
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