Free International University Japan 3/14/2015
* 宮城県美術館で『わが愛憎の画家たち 針生一郎と戦後美術』展開催
* 合宿のお知らせ
* 自由国際大学創立30周年
* 住所、メールアドレスなど変更のあった場合にはご一報を
『わが愛憎の画家たち 針生一郎と戦後美術』展開催
1月31日(土)から3月22日(日)まで、仙台市の宮城県美術館にて『わが愛憎の画家たち 針生一郎と戦後美術』展が開催されます。ウェブサイトの情報やチラシの内容によると、針生さんの1950~70年代の美術批評家としての活動に焦点を当て、関わりのあった作家と作品を紹介していくものとのこと。ヨーゼフ・ボイスをはじめ、ゲルハルト・リヒター、クラウス・シュテック(お知らせではステークと書いてしまいましたが、訂正します)などのような海外の芸術家たち、ハーラルト・ゼーマン(郵便で送っているお知らせではツェーマンと書きましたが、改めてYouTubeに上がっているビデオを見てみると、やはりゼーマンと言っているものが多いようなので直します。『When Attitudes Become Form』や『Harald Szeemann - Ein Portrait』など、日本語の字幕があったりはしませんが、超お薦めです。ついでに言うと、ボイスのビデオも随分増えました。ぜひ検索してみてください)のようなキュレーター、荒川修作や池田満寿夫などの日本人作家、美術の領域に限っても入っていないものはたくさんあるようですし、新日本文学会やアジア・アフリカ作家会議など、文学や社会運動の分野での活動、またこの展覧会や今ここに挙げた有名どころ以外で、非常にたくさんの人たち、それは美術家だったり社会活動家だったり学生だったりもするわけですが、そうした人たちと何も偉ぶることなく平場で交流していた姿など、欠けているものはもちろんたくさんあります。針生さんの全体像を描き出すものではないわけですが、テーマを立てどこかで区切る必要があるのでしょう、針生一郎と戦後美術という非常にオーソドックスな形の展覧会になったように思います(まだ見ていないので、あまり断定的な言い方はしない方がいいかもしれませんが)。
大浦信行さんの映画『日本心中 針生一郎・日本を丸ごと抱え込んでしまった男』とその続編の『9.11-8.15 日本心中』の上映、また、事前申し込み要ですが、光田由里さんや椹木野衣さんほかによる講演も手堅い感じのプログラムです。展覧会、講演などの詳細は、http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20150131-s01-01.html、郵送で案内をお送りしている方は同封のチラシを参照してください。自由国際大学では次に記すように3月14日(土)、15日(日)に仙台で合宿を行い、参加者みんなで見に行く予定ですが、参加されない方も、仙台なのでちょっと遠いと感じられる場合もあるかもしれませんが、観光がてらにでも、ぜひ出かけてみてください。
『わが愛憎の画家たち 針生一郎と戦後美術』
会期:2015年1月31日(土)~3月22日(日)、午前9時30分~午後5時、月曜休館
会場:宮城県美術館(〒980-0861 仙台市青葉区川内元支倉34-1、Tel.022-221-2111、http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/)
料金:一般1000円、学生800円、小・中学生、高校生400円
合宿のお知らせ
上に書きましたように展覧会に合わせて、3月14日(土)、15日(日)に仙台で合宿を行います。参加を希望される方は、時間がなくて申し訳ありませんが2月3日(火)までに守谷(info@fiu.jp、またはTel./Fax.0422-21-7525)まで連絡してください(メーリングリストですでに参加の申し出をされている方については、再度連絡いただく必要はありません)。また、分からないことなどがありましたら、遠慮なくたずねてください。
当日のスケジュールは、まだ大まかにしか決まっていませんが、お昼ぐらいに仙台駅、または宮城県美術館に集合。展覧会を見た後はちょっとお茶でも飲んで一服。夕食、朝食、宴会用などの食材、飲み物など買い出しをする人たちは買い出しをして、宿舎に移動します。夕食後はミーティング。展覧会についての意見交換、しばらくミーティングも開いていなかったので、最近考えていること、気になっていること、それぞれの近況など、聞きたいこと、話したいこともたくさんあるだろうと思います。自由国際大学の今後のミーティングや企画についても少し話ができればいいとは思っていますが、そんな時間もないかもしれません。翌日は、朝食を取った後、宿泊代、食費などを清算して、チェックアウト。その後は自由行動です。温泉に入るもよし、仙台観光をするもよしですが、15日には午後1時30分から宮城県美術館で、椹木さんによる『美術批評の現在進行形』と題した講演(要事前予約、申し込み先は宮城県美術館教育普及部、Tel.022-221-2114、聴講無料)があります。これを聞きに行くのも悪くないかもしれません。
宿泊先は、仙台近郊・秋保「木の家」ロッジ村(〒982-0241 仙台市太白区秋保町湯元字馬乙2-1、Tel.022-397-2714、http://akiu-kinoie.co.jp/)を予定しています。仙台駅から車で約30分、路線バスで1時間ぐらい、仙台の奥座敷と呼ばれる秋保温泉にあります。3月中旬で外はまだ寒いかもしれませんが、建物の中はしっかり暖房も利いていて快適とのこと。夕飯は鍋もの、朝食は自分たちで作ります。トイレが別棟なのが玉に瑕ですが、宿泊費と夕食、朝食、飲み物代などで1人5000円~6000円程度と手頃な価格です。
交通費は、東京から東北新幹線はやぶさ指定席を利用する場合、仙台まで1万1200円、往復で2万2400円(いろいろ登録する手間はかかりますが、モバイルSuicaを使うと片道9970円、往復で1万9940円)。仙台での交通費がバス利用で2000円弱、バスとタクシーを併用した場合は3000円弱です。そのほかに入館料が1000円、14日、15日の昼食代、お茶代で3000円程度、宿泊費などを入れて合計で1人3万2000円~3万5000円程度かかる見当です。ちょっと高い感じもしますが、車で行く人に乗せて行ってもらうとか、費用を抑える手もあると思いますので、必要があればたずねてください。よろしくお願いします。参加される方には、追って詳細をお知らせします。
『針生一郎と戦後美術』展合宿
日程:3月14日(土)、15日(日)
宿泊先(予定):仙台近郊・秋保「木の家」ロッジ村(〒982-0241 仙台市太白区秋保町湯元字馬乙2-1、Tel.022-397-2714、http://akiu-kinoie.co.jp/)
費用:3万2000円~3万5000円程度(東京から東北新幹線はやぶさ指定席利用の場合の目安、各自負担)
申し込み:2月3日(火)まで
申し込み・問い合わせ先:守谷(info@fiu.jp、またはTel./Fax.0422-21-7525)
自由国際大学創立30周年
ボイスが来日した1984年に準備会が始まり、1985年の5月に正式に発足しましたので、自由国際大学は今年で創立30周年ということになります。なにかイベントを行うとき以外は、なるべく資金も労力もかけずユルい感じで進めてきたこと(これについては当然批判的な意見もあるでしょう)、針生さんが常に中心にいてくれたこと、ボイスが作った「社会彫刻」や「自由国際大学」の理念にやはり力があって、現在においても必要とされるものであること、参加者や周りの人たちのたくさんの協力があって、今も小さなグループとしてですが、活動を続けてくることができているのだろうと思います。
ここのところミーティングを開いていなかったのですが、今年はミーティングも再開し、また、30周年に合わせるわけではありませんが、いくつかの企画も進めていきたいと考えています。それについては、また改めてお知らせすることになりますが、とにかく、設立当初20代の学生だったようなメンバーもいまや50代、こういうことを言うと怒られてしまうかもしれませんが、いつ病気になったり、死んでしまったりしてもおかしくないような歳になってきているわけです。これまでやってきたことを一度まとめるとともに、まだ体の動くうちに、できることはやっておきたいと思いますし、次の世代に繋いでいくことのできるものがあれば、繋いでいきたいと思っています。今後ともご協力のほど、よろしくお願いします。
住所、メールアドレスなど変更のあった場合にはご一報を
久しぶりにお知らせをお送りします。時間が経つと住所が変わられたり、あるいはメールアドレスが変わったりする場合もあると思います。いつでも構いませんので、もし引き続き案内が必要な場合には、Eメール、電話、ハガキなどで知らせてください。また、郵送ではなくEメールにしてもらいたいとか、お知らせ自体必要ないという場合も遠慮なくお申し出ください。ウェブサイトもリニューアルに向けて作業していますが、新しいサイトでも引き続きお知らせと同内容のものを掲載しますので、そちらを見ていただくこともできます。ページ先頭へ